精選版 日本国語大辞典 「綺い」の意味・読み・例文・類語 いろいいろひ【綺・辞・弄】 〘 名詞 〙 ( 動詞「いろう(綺)」の連用形の名詞化 )① 口出しすること。干渉すること。[初出の実例]「現在謀反人跡之外者、可レ令レ停二止地頭一之旨。面々加二下知一候者也」(出典:吾妻鏡‐文治二年(1186)一一月二四日)「おや兄弟(はらから)のいろひをいかがすべき」(出典:浮世草子・諸国心中女(1686)三)② あげつらうこと。争い口論すること。[初出の実例]「新菟玖波集の時、句数多少贔負あるとて、相論のさたしげかりし時、兼載云、わが句を、一句もこの集に入れずして、集のいろいをやむべしと有しに」(出典:兼載雑談(1510頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例