緑ヶ岡STV遺跡(読み)みどりがおかSTVいせき

日本歴史地名大系 「緑ヶ岡STV遺跡」の解説

緑ヶ岡STV遺跡
みどりがおかSTVいせき

[現在地名]釧路市緑ヶ岡一丁目

釧路川河口から北東へ直線距離で三キロにあり、釧路川からは六〇〇メートルほど離れている。かつて当遺跡の前を流れていたモシリヤ川が釧路川へ注ぐ右岸の舌状台地先端部に位置する。標高二五メートル前後の舌状台地は二つの張出しをもち、西側に二軒、東側に六軒の擦文時代の竪穴住居跡が存在した。昭和四五年(一九七〇)・同四六年にこれらの住居跡が調査され、住居の構築が先端部から二軒単位で行われ、奥まった位置ほど新しいという調査結果から、STVパターンが提唱され注目された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android