線維芽細胞(読み)せんいがさいぼう(その他表記)fibroblast

翻訳|fibroblast

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「線維芽細胞」の意味・わかりやすい解説

線維芽細胞
せんいがさいぼう
fibroblast

線維細胞とも呼ばれる。結合組織を構成する最も主要な細胞で,線維成分である膠原線維や弾力線維を産生する。芽細胞と呼ばれているが,未熟という意味ではなく,分化成熟した細胞をいう。一般に紡錘形で長い細胞突起をもち,細胞外に膠原線維を析出する。炎症損傷によって組織欠損が生じると,この線維芽細胞が増生して,欠損部を修復する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典 「線維芽細胞」の解説

線維芽細胞

 結合組織の主たる構成細胞で,コラーゲン合成などを行う.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android