締切り工(読み)しめきりこう(その他表記)cofferdam

翻訳|cofferdam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「締切り工」の意味・わかりやすい解説

締切り工
しめきりこう
cofferdam

水の侵入を止めるための工事水中に構造物を造る際,陸上と同じ条件で工事を行うため,水を仮堤防などで締切ること。条件としては,基礎地盤が水を通さないこと,締切り後に多量の湧水がないこと,工費があまり高くつかないことなどがあげられる。水深が大きいほど,工事は困難である。水が浅いときは土砂を用いて止水壁を造り,大規模な河川工事の場合は,別の水路を造って水を回し,堤防を併用して締切る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android