縄手村(読み)なわてむら

日本歴史地名大系 「縄手村」の解説

縄手村
なわてむら

[現在地名]橿原市縄手町

醍醐だいご村の南西に立地。縄手は畷の義で、条里地割の経緯幹線に関係する地名と思われる。元暦二年(一一八五)三月の勧学院政所下文案(東大寺文書)に「大和国在庁官人并高市郡司刀禰等可早停止中川庄非論、任長寛元年 長者宣、為西金堂領高殿庄当郡北郷東弐拾伍条壱里参坪町(下略)」とあり、当村は高市郡北郷二五条の起条地に相当し、小字中川・西中川が残っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android