縄誑(読み)なわたらし

精選版 日本国語大辞典 「縄誑」の意味・読み・例文・類語

なわ‐たらしなは‥【縄誑】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なわだらし」とも。「たらし」はだます意 )
  2. 縛った縄をはずして逃げること。なわぬけ。
    1. [初出の実例]「古狐でなわだらしをしたげな」(出典:天理本狂言・狐塚(室町末‐近世初))
  3. 縄を使ってする曲芸一つ一人盗賊に扮し、他の一人がこれを縛り、こっけいなしぐさの掛合いのあとで、縛られた者が縄から抜けだす。
    1. [初出の実例]「すぢりもぢれる心むつかし しばりやうみるになるまいなはたらし〈日如〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む