縫女(読み)ヌイメ

デジタル大辞泉 「縫女」の意味・読み・例文・類語

ぬい‐め〔ぬひ‐〕【縫女】

縫部司ぬいべのつかさに属し、裁縫に従事した女子技術者。また、縫部司縫殿寮ぬいどのりょうに合併後、大蔵省に配属され、あげばり幔幕まんまくなどを裁縫した女官

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精選版 日本国語大辞典 「縫女」の意味・読み・例文・類語

ぬい‐め ぬひ‥【縫女】

〘名〙
衣類の裁縫をする女工。きぬぬいめ。
書紀(720)応神四一年二月(北野本南北朝期訓)「時(とき)形大神(むなかたのをほむかみ)工女(ヌヒメら)を乞ひまうしたまふこと有(ま)す」
縫女部(ぬいめべ)のこと。また、縫部の司が大同三年(八〇八)に縫殿寮に合併された後、大蔵省に配属され、幄(あげばり)幔幕(まんまく)などの裁縫に従事した者。〔延喜式(927)〕

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