縮ける(読み)ちぢける

精選版 日本国語大辞典 「縮ける」の意味・読み・例文・類語

ちぢ・ける【縮】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ちぢ・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙
  2. ちぢまる。ちぢこまる。萎縮する。
    1. [初出の実例]「齪 チチク」(出典:観智院本名義抄(1241))
    2. 「江戸を広しと頼みて道のちぢけ垢を生ることをわきまへ給はず」(出典:俳諧・芭蕉葉ぶね(1817))
  3. 訴訟などの進行がおくれ、決着がのびる。
    1. [初出の実例]「訴訟なんどの落居の遅々するをちちくると云は何ぞ、文選に齷齪(あくさくと)ちちけたりとよめり」(出典壒嚢鈔(1445‐46)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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