デジタル大辞泉
「落居」の意味・読み・例文・類語
らっ‐きょ〔ラク‐〕【落居】
《「落ち居る」を音読みにした語》物事のきまりがつくこと。落ち着くこと。
「事―してかかる謀よと知りぬれば」〈花伝・七〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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らっ‐きょラク‥【落居・落去】
- 〘 名詞 〙 ( 「おちいる(落居)」の音読み )
- ① 物事のきまりがつくこと。事が定まること。問題が解決して騒ぎなどが静まること。
- [初出の実例]「抑仲正兄弟相竝之事久絶之例也。頗非二落去一之事歟」(出典:中右記‐嘉保二年(1095)正月一〇日)
- ② 病状が落ちつくこと。乱れたかぶった気分が落ち着いて平静になること。
- [初出の実例]「午剋許参二宮御方一、今程宮御心地落居御云々」(出典:殿暦‐康和三年(1101)八月二二日)
- ③ 裁判の判決が出て訴訟が終結すること。
- [初出の実例]「引付沙汰事〈略〉以レ之為二引付沙汰落居一」(出典:沙汰未練書(14C初))
- ④ 落城すること。
- [初出の実例]「去々年以来、山内殿へ一和被申候之処、太田大和入道無覚悟故、江戸落居、河越之事も同前有之」(出典:上杉家文書‐大永五年(1525)三月二三日・八木義宣書状)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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