繁霜(読み)はんそう

精選版 日本国語大辞典 「繁霜」の意味・読み・例文・類語

はん‐そう‥サウ【繁霜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 厚くおりた霜。厳霜。
    1. [初出の実例]「百卉尽くに零て残菊纔に繁霜の後に開たり」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)一二)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・正月〕
  3. まっ白な髪のたとえ。
    1. [初出の実例]「俊衡齢已及六旬。頭亦剃繁霜」(出典吾妻鏡‐文治五年(1189)九月一五日)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐登高〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「繁霜」の読み・字形・画数・意味

【繁霜】はんそう(さう)

多く霜が降りる。〔詩、小雅正月〕正霜あり 我が心憂傷す

字通「繁」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android