繋ぎ梁(読み)つなぎばり(その他表記)tie beam of footing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「繋ぎ梁」の意味・わかりやすい解説

繋ぎ梁
つなぎばり
tie beam of footing

(1) 建物柱脚部の独立基礎相互に連結する,地中に設けた鉄筋コンクリート造の水平方向の。地中梁ともいわれる。これを設けることにより,地震や風荷重による柱脚部の回転を拘束するとともに,軟弱地盤における基礎の不同沈下を防止することができる。 (2) 建物の柱などの垂直材,あるいは洋風小屋組みにおける斜め方向の屋根もや材などを相互に連結する水平の梁材総称

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世界大百科事典(旧版)内の繋ぎ梁の言及

【基礎】より

…(a)独立フーチング基礎 1本の柱や独立した煙突,塔などの下に単一に設けられるもの(図1-a)。日本の建築物では,工場,体育館などの大空間建物でないかぎり,柱脚下をはり(基礎ばりあるいはつなぎばりと呼ばれる)でつなぎ,独立フーチング基礎にモーメントがかからないようにするとともに不同沈下に備えている。(b)連続フーチング基礎 布基礎とも呼ばれ,フーチング部分が長く帯状になっているもの(図1-b)。…

※「繋ぎ梁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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