繍箔(読み)ぬいはく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「繍箔」の意味・わかりやすい解説

繍箔
ぬいはく

染織品の装飾技法の一種。古くは金銀の薄箔を布に縫いつけたものをいったが,近世では摺箔刺繍模様を表わしたものをいい,能装束や小袖に応用された。近世後期には金銀糸およびその他色糸で模様を刺繍したものも繍箔と称するようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android