織ろす(読み)オロス

デジタル大辞泉 「織ろす」の意味・読み・例文・類語

おろ・す【織ろす】

[動サ四]《動詞「お(織)る」の未然形上代尊敬助動詞「す」が付いた「おらす」の音変化》お織りになる。
女鳥めどりのわがおほきみの―・すはた」〈・下・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「織ろす」の意味・読み・例文・類語

おろ・す【織】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 動詞「おる(織)」に上代の尊敬の助動詞「す」の付いた「おらす」の変化したもの ) 「織る」の尊敬語。お織りになる。
    1. [初出の実例]「女鳥(めどり)の、わが王(おほきみ)の 淤呂須(オロス)(はた) 誰が料(たね)ろかも」(出典古事記(712)下・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む