織ろす(読み)オロス

デジタル大辞泉 「織ろす」の意味・読み・例文・類語

おろ・す【織ろす】

[動サ四]《動詞「お(織)る」の未然形上代尊敬助動詞「す」が付いた「おらす」の音変化》お織りになる。
女鳥めどりのわがおほきみの―・すはた」〈・下・歌謡

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精選版 日本国語大辞典 「織ろす」の意味・読み・例文・類語

おろ・す【織】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 動詞「おる(織)」に上代の尊敬の助動詞「す」の付いた「おらす」の変化したもの ) 「織る」の尊敬語。お織りになる。
    1. [初出の実例]「女鳥(めどり)の、わが王(おほきみ)の 淤呂須(オロス)(はた) 誰が料(たね)ろかも」(出典古事記(712)下・歌謡)

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