織金(読み)おりきん

精選版 日本国語大辞典 「織金」の意味・読み・例文・類語

おり‐きん【織金】

〘名〙 緯(よこいと)平金糸(ひらきんし)を加えて模様を織り出した織物金襴

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「織金」の読み・字形・画数・意味

【織金】しよくきん

金糸

字通「織」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の織金の言及

【絹織物】より

… 宋代になると,中国の絹織物も貴族中心から庶民,とくに都市民を対象とするものに変わり,その生産地もいっそう広くなっていった。織金(金襴),緞子の創始はこのころからと考えられている。また前代の綴織の技術を発展させ,絵画的な表現効果を可能にした緯糸や,平繡(ひらぬい)を主体とした繊細巧緻な刺繡技術が発達したのも,この時代からである。…

【金襴】より

…金糸を絵緯(えぬき)として文様を織り出した織物。中国では〈織金(しよくきん)〉という。織造期は宋代とされ,日本には鎌倉時代のころ入宋の禅僧が伝法のしるしとした袈裟の裂,あるいは書画などの付属品として持ち帰った。…

※「織金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android