くり‐あげ【繰上】
- 〘 名詞 〙
- ① くりあげること。
- [初出の実例]「『田代先生が休みだぞ』〈略〉『繰(ク)り上(ア)げにして来い』〈略〉『駄目だよ。橋本先生が補欠に来る』」(出典:苦心の学友(1930)〈佐々木邦〉学校とお屋敷)
- ② 芝居で、せりふの調子を掛け合いでだんだんせり上げていく型。互いに「さあさあさあ」と詰めより、最後に一方が相手をきめつけること。また、そのような場面。〔南水漫遊拾遺(1820頃)〕
- ③ ( ②から転じて ) のっぴきならない場合をさす言葉。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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