補欠(読み)ホケツ

デジタル大辞泉 「補欠」の意味・読み・例文・類語

ほ‐けつ【補欠/補×闕】

欠けたり足りなくなったりした部分を補うこと。また、そのための予備人員。「―で入学する」「―選手
薫物たきもの一種沈香じんこう丁字香ちょうじこう甲香鬱金香うこんこうなどを練り合わせたもの。
[類語](1候補代理

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「補欠」の意味・読み・例文・類語

ほ‐けつ【補欠・補闕】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 欠けたものや不足した物を補うこと。また、そのもの。また、不足した時のためにおいておく予備の人員。
    1. [初出の実例]「或句読顛倒不次、今以中印土梵本、離折詳正排次補闕」(出典参天台五台山記(1072‐73)五)
    2. 「委員中に欠員があるときは〈略〉補充員の中からこれを補欠する」(出典:地方自治法(1947)一八二条)
    3. [その他の文献]〔史記‐蕭相国世家〕
  3. 薫物の名。拾遺補闕一説侍従異名
    1. [初出の実例]「侍従 亦名拾遺補闕」(出典:薫集類抄(1165頃か)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「補欠」の読み・字形・画数・意味

【補欠】ほけつ

補充。〔史記相国世家〕王數(しばしば)軍を失ひて去す。何、常に關中の卒を興し、輒(すなは)ち補缺す。

字通「補」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android