(読み)トモヅナ

デジタル大辞泉 「纜」の意味・読み・例文・類語

とも‐づな【×纜/×艫綱】

船尾にあって船を陸につなぎとめる綱。もやいづな。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「纜」の読み・字形・画数・意味


27画

[字音] ラン
[字訓] ともづな

[字形] 形声
声符は覽(覧)(らん)。攬にあつめて執りもつ意があり、纜とは舟のともづなをいう。謝霊運の〔鄰里方山に相ひ送る〕の詩「纜を解きてぶ」の〔李善注〕に「を維(つな)ぐ索(なは)なり」とみえる。六朝期以後に用例がみえる。

[訓義]
1. ともづな、もやいなわ。
2. たづな。

[古辞書の訓]
和名抄〕纜 度毛豆奈(ともづな)〔字鏡集〕纜 トモヅナ・タヅナ・ケモノノツナ 〔名義抄〕纜 トモヅナ・タヅナ

[熟語]
纜舸纜魚纜索纜車纜縄
[下接語]
解纜・寄纜・緊纜纜・収纜・舟纜・放纜・夜纜

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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