解纜(読み)カイラン

デジタル大辞泉 「解纜」の意味・読み・例文・類語

かい‐らん【解×纜】

[名](スル)ともづなを解く意》船が航海に出ること。ふなで。出帆
「今朝横浜を―してしまったと云う目になると」〈木下尚江良人の自白
[類語]出航出帆出船しゅっせん出港船出出船でふね抜錨発船発艦離岸離水

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精選版 日本国語大辞典 「解纜」の意味・読み・例文・類語

かい‐らん【解纜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 纜(ともづな)を解く意 ) 船が出帆すること。船出(ふなで)
    1. [初出の実例]「既解纜順風而去」(出典:続日本紀‐文武四年(700)三月己未)
    2. [その他の文献]〔江淹‐謝法曹恵連贈別詩〕

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普及版 字通 「解纜」の読み・字形・画数・意味

【解纜】かいらん

ともづなをとく。出帆する。南朝宋・謝霊運〔隣里方山に相送る〕詩 纜(ともづな)を解いてばんとするも を懷うて發すること能はず

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