罧原堤(読み)ふしはらづつみ

日本歴史地名大系 「罧原堤」の解説

罧原堤
ふしはらづつみ

下嵯峨しもさが村の南端から大堰おおい(桂川)の東に沿って南北に通じ、松尾まつお橋の東詰に至る約一キロの堤防

大堰川の治水は、六世紀の頃この地を根拠地とした秦氏一族によってなされ、それまで葛野かどの川とよばれていたが、「造葛野大堰、於天下誰有此検、是秦氏率催種類、所造構之」(「政事要略」所引秦氏本系帳)と、大堰の完成によって名称が変えられたが、罧原堤もその折にできたといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む