罪作(読み)つみつくり

精選版 日本国語大辞典 「罪作」の意味・読み・例文・類語

つみ‐つくり【罪作】

〘名〙
仏道にそむき、罪となるような行為をすること。人や生き物を殺したり苦しめたりするような無慈悲な行ないをすること。また、その人。
※栄花(1028‐92頃)もとのしづく「いどみわざのやうにみえて、なかなかつみつくりにみえたり」
② (形動) 無知あるいは純真な者をだますような行為をすること。また、その人やさま。
滑稽本・誹語堀之内詣(1816)四「目の見へねへものをおさきにして、罪(ツミ)つくりなやつらだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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