置捨(読み)おきずて

精選版 日本国語大辞典 「置捨」の意味・読み・例文・類語

おき‐ずて【置捨】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おきすて」とも )
  2. 物を捨てておくこと。手ばなすつもりで置いておくこと。
    1. [初出の実例]「利を得るにして、工(たくみ)て置捨(ヲキステ)質物(しちもつ)」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)四)
  3. 人をあとに残したまま行ってしまうこと。置きざり。
    1. [初出の実例]「お前さまのお四つの時、お袋さまと置捨(オキズテ)にして、西国へ共申」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)鄙)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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