罷申(読み)まかりもうし

精選版 日本国語大辞典 「罷申」の意味・読み・例文・類語

まかり‐もうし‥まうし【罷申】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大宰府官・国司などの地方官任地赴任の時、参内して、御暇(おいとま)を申しあげること。
    1. [初出の実例]「受領罷申 奏罷申御簾之時着給御直衣御冠云々」(出典侍中群要(1071か)九)
  3. 貴人に別れの挨拶(あいさつ)を申しあげること。また、いとまごい。
    1. [初出の実例]「嘉会即ち府君に辞(マカリマヲシ)す」(出典:天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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