羂に掛かる(読み)わなにかかる

精選版 日本国語大辞典 「羂に掛かる」の意味・読み・例文・類語

わな【罠】 に=掛(か)かる[=陥(おちい)る・入(い)る]

  1. 仕掛けた罠に鳥獣などがひっかかる。
    1. [初出の実例]「時に川鴈有りて羂(ワナ)に嬰りて困厄(たしな)む」(出典日本書紀(720)神代下(鴨脚本訓))
  2. だまされて、相手計略にかかる。
    1. [初出の実例]「為朝松寿も、わが弶(ワナ)に入(イ)るべし」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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