羅宇屋(読み)ラウや

精選版 日本国語大辞典 「羅宇屋」の意味・読み・例文・類語

ラウ‐や【羅宇屋】

  1. 〘 名詞 〙 [ 異表記 ] ラオ行商人一種。古くなったラウタバコの脂(やに)でつまったラウを新品とすげかえる職業。また、その人。ラウ屋キセル。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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百科事典マイペディア 「羅宇屋」の意味・わかりやすい解説

羅宇屋【らうや】

〈らう〉は煙管(きせる)の火皿吸口の間をつなぐ竹管で,インドシナ半島のラオス産黒斑竹を用いたのがこの名の起こりという。江戸時代喫煙が流行するとともに,三都などで〈らう〉のすげかえを行う羅宇屋が生まれた。

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