羈絏(読み)きせつ

精選版 日本国語大辞典 「羈絏」の意味・読み・例文・類語

き‐せつ【羈絏・羈紲】

  1. 〘 名詞 〙 たづな。また、馬のおもがいとたづな。転じて、つなぎとめること、拘束すること、また、その物事の意にいう。束縛
    1. [初出の実例]「束縛羈絏此心為事焉」(出典:童子問(1707)下)
    2. 「女の心に覊絏の苦しみを与ふ」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉九)
    3. [その他の文献]〔抱朴子‐辞義〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む