美悪(読み)びあく

精選版 日本国語大辞典 「美悪」の意味・読み・例文・類語

び‐あく【美悪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. よいこととわるいこと。善悪。
    1. [初出の実例]「形と名とにはよいありわるきあれども、本有の上に美悪ないぞ」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)一)
    2. [その他の文献]〔礼記‐学記〕
  3. 美しいことと醜いこと。美醜
    1. [初出の実例]「又春はただ春ながらのこころ、秋もまた秋ながらの美悪にて」(出典:正法眼蔵(1231‐53)唯仏与仏)
    2. [その他の文献]〔史記‐鄒陽伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「美悪」の読み・字形・画数・意味

【美悪】びあく

美醜。

字通「美」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android