美深村(読み)びふかむら

日本歴史地名大系 「美深村」の解説

美深村
びふかむら

大正九年(一九二〇)より同一二年まで存続した村。村名はヒウカに由来するとされ、近世には「ヒウカ」(蝦夷全図・山川地理取調図)などとみえる。「丁巳日誌」(天之穂日誌)には「左り小川、鮭有。此辺平山。然し川は皆赤磐岩也」と記される。「闢幽日記」にビヨカ、「撰定第一報文」にピユカ、明治四二年(一九〇九)三月当時も「下名寄村字ピウカ」とあるが(道庁指令第八一四二号)、大正四年には「下名寄村字美深」としている(上川支庁指令第一四四九号)。大正九年六月下名寄村を割いて美深村を設置(市町村沿革台帳)。成立時の戸口は二千四五戸・一万九九一人(国勢調査)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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