闢幽日記(読み)へきゆうにつき

日本歴史地名大系 「闢幽日記」の解説

闢幽日記
へきゆうにつき

一冊 佐藤正克著 明治六年稿

解説 原本は子孫所蔵。開拓使宗谷支庁天塩詰少主典佐藤正克による明治五年一〇月―同六年一月(旧暦)の四ヵ月にわたる天塩川源流地域の旅行記録。これまで松浦武四郎足跡しかなく未知の領域に等しかった天塩川上流をへて、北見石狩地方の巡視を志したが石狩に出ることができず、名寄で越年し、枝幸・宗谷をへて天塩に帰るまでの寒中苦心の日記。上司の命によったが、旅費は官にあえて仰がなかったというように、行動も比較的自在で、案内や途中集落のアイヌとの交流記事も多い。日本庶民生活史料集成第四巻。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 旧暦

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む