日本歴史地名大系 「美神社」の解説 美神社みたにじんじや 鳥取県:岩美郡国府町美歎村美神社[現在地名]国府町美歎美歎集落の東、宮の前(みやのまえ)にある。祭神は経津主命・武甕槌命・市杵島姫命の三神で、旧村社。市杵島姫命は美歎の空が滝(そらがたき)に鎮座した滝(たき)神社の祭神で、明治四五年(一九一二)に合祀された(県神社誌)。もとは屋敷鳴(やしきなる)(奥三谷)に鎮座したが、金内(きんない)(二度村)に移ったのち、さらに現在地に遷座したと伝える。「延喜式」神名帳に載る法美(ほうみ)郡九座のうちの「美歎(ミタニノ)神社」に比定される。貞観一六年(八七四)美歎神に従五位上が授けられている(「三代実録」同年五月一一日条)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by