美術出版社(読み)びじゅつしゅっぱんしゃ(英語表記)BIJUTSU SHUPPAN-SHA CO., LTD.

知恵蔵mini 「美術出版社」の解説

美術出版社

日本の美術・デザイン系の専門出版社。株式会社美術出版社。水彩画家の大下藤次郎が1905年に創刊した美術雑誌「みづゑ」に始まり、44年に会社設立された。定期刊行物は「美術手帖」「デザインの現場」「ワイナート」で、特に「美術手帖」は日本を代表する美術月刊誌の一つ。『ADC年鑑』『カラー版美術史』など定番書籍も美術・デザイン界に広く知られている。2003年に「アートナビゲーター検定試験」を、07年には「美術検定」を開始し、年間30~40点の新刊を発行していたが、売上高は09年の約17億円から14年の約12億円へと減少。約20億円の負債を抱え、15年3月4日付で東京地方裁判所に民事再生法適用を申請した。

(2015-3-9)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android