美豆ノ小島(読み)みずのこじま

日本歴史地名大系 「美豆ノ小島」の解説

美豆ノ小島
みずのこじま

[現在地名]鳴子町名生定

小黒(おぐろ)ヶ崎(さき)西南方の江合(えあい)川中にあった岩島で、歌名所として知られた。明治二三年(一八九〇)の洪水により、その頃すでに風化していたものが荒廃した。順徳院の「人ならぬいはきもさらにかなしきはみつのこじまの秋の夕ぐれ」(続古今集)や光明峰寺入道前摂政左大臣(九条道家)の「さそふべきみつのこじまの人もなしひとりぞかへるみやここひつつ」(新後撰集)など多くの歌に詠まれ、「曾良旅日記」では「水ノ小島」とあり、名生定(みようさだ)村前の川中にある岩島で、三本の松と小木が生え、かつては中洲をつくっていたが、江合川右岸と川原続きになっていると記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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