水源を
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宮城県北部を流れる北上川の一支流。延長約80キロメートル。源を荒雄岳(あらおだけ)(992メートル)東麓(とうろく)に発し、山麓を逆時計回りに巡って鳴子(なるこ)温泉付近で大谷川(おおやがわ)をあわせ、南東に向かい大崎平野を緩流して石巻(いしのまき)市前谷地(まえやち)で北上川に合流する。大崎(おおさき)市岩出山(いわでやま)より上流は荒雄川とよばれる。大崎平野では南の鳴瀬川(なるせがわ)と並行して流下するが、名鰭(なびれ)沼その他の湿地帯があり、流路は錯綜(さくそう)している。洪水時には本流北上川の水までが逆流するので、江合川の水を鳴瀬川へ流入させる導流堤がつくられている。近世初期までは北上川と並行して、現在の定川(じょうがわ)の流路に従って南流して石巻湾に注ぎ、戦国時代には水運も開けていた。
[青柳光太郎]