義理詰(読み)ぎりづめ

精選版 日本国語大辞典 「義理詰」の意味・読み・例文・類語

ぎり‐づめ【義理詰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 理屈道理で、話などを押し進めること。理屈詰め。
    1. [初出の実例]「先より腹の立つやうに持てくるとき、なを物静かに、義理づめに、外のはなしをせず」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)三)
  3. 義理のため、そうせざるを得ないこと。義理にからまれること。義理ぜめ。義理ずく。
    1. [初出の実例]「末に伴介ときりづめになって」(出典:評判記・役者口三味線(1699)京)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android