最新 地学事典 「義県植物群」の解説
イーシャンしょくぶつぐん
義県植物群
Yixian Flora
中国遼寧省西部域の下部白亜系義県層から産出する植物化石群集。放射年代は1億2,500万~1億2,000万年前。北東アジアの前期白亜紀を代表する熱河生物群の構成要素。研究初期には矢部長克・三木茂・遠藤誠道など日本人研究者による研究も行われた。大型植物化石では,コケ類・小葉類・シダ類の多様性が低く,多様なベネチテス類・球果類にグネツム類を含むため,部分的に乾燥した環境が推測される。Archaefructusをはじめ数種の被子植物が報告されているが,それらの分類学的な位置付けはまだ結論が出ていない。
執筆者:矢部 淳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

