羽下村(読み)はがむら

日本歴史地名大系 「羽下村」の解説

羽下村
はがむら

[現在地名]五泉市羽下、新津市羽下

早出はいで川左岸の氾濫原に位置。北は下新しもしん(現新津市)、西は岡田おかだ(現同上)と境する。万治二年(一六五九)の下条組羽ケ郷屋本田新田田畑検地帳(伊藤家文書)に高一六八石三斗余とあるように、もとは羽賀郷屋はがごうやと称したが、寛文九年(一六六九)には羽下村本田検地帳(同文書)とあり、この頃には羽下村に改称していた。慶長三年(一五九八)頃には村落が形成されていたらしく、三本木さんぼんぎ村を開発した伊藤家に伝わる口碑によると、同家の先祖三本木村に土着した文禄(一五九二―九六)の頃には、この付近に数軒の家があったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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