日本歴史地名大系 「羽六村」の解説 羽六村はろくむら 和歌山県:日高郡印南町羽六村[現在地名]印南町羽六赤松(あかまつ)山(二六七・四メートル)の東麓、切目(きりめ)川の中流に広がる山間の大村。北東は樮川(ほくそがわ)村、南は古屋(ふるや)村。慶長検地高目録には村名はみえず、宝暦一〇年(一七六〇)の切目組大指出帳(「日高近世史料」所収)に「宮ノ前 羽六両村」とあり、両村で五一四石余となっている。この石高は慶長検地の宮前(みやのまえ)村の高に近いことから、羽六村は江戸時代中期に宮前村より分村したものと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報