20世紀日本人名事典 「羽黒山 政司」の解説
羽黒山 政司
ハグロヤマ マサジ
昭和期の力士(第36代横綱) 日本相撲協会理事。
- 生年
- 大正3(1914)年11月18日
- 没年
- 昭和44(1969)年10月14日
- 出生地
- 新潟県西蒲原郡松永村羽黒(現・中之口村)
- 本名
- 小林 政治
- 別名
- 年寄名=立浪 政司(タツナミ マサジ)
- 主な受賞名〔年〕
- 勲四等旭日小綬章
- 経歴
- 上京して両国の風呂屋の三助をやっている時立浪親方にスカウトされて入門。昭和9年1月の初土俵以来各段ごとに優勝、わずか7場所で入幕。入幕6場所目に大関。16年横綱となる。怪力と細心緻密な相撲の巧さで強みを発揮、双葉山と同時代であったため強さの印象が薄いが、名寄岩とともに“立浪三羽ガラス”といわれた。優勝7回。戦後は千代の山とともに大相撲の人気を支えた功績は大きい。28年引退後は立浪部屋を継いだ。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報