怪力(読み)かいりょく

精選版 日本国語大辞典 「怪力」の意味・読み・例文・類語

かい‐りょく クヮイ‥【怪力】

太平記(14C後)五「大の男を掴んで四五丈許りぞ抛げたりする。其の怪力(クヮイリョク)比類にや怖れたりけん」

かい‐りき クヮイ‥【怪力】

〘名〙 ふしぎなほど強い力。並みはずれて強い力。快力。かいりょく。〔和漢雅俗いろは辞典(1888‐89)〕
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉後「与三の腕は満身の怪力にブルブルと打ち震へた」

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デジタル大辞泉 「怪力」の意味・読み・例文・類語

かい‐りき〔クワイ‐〕【怪力】

並外れて強い力。不思議な力、または、働き。「怪力無双」

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普及版 字通 「怪力」の読み・字形・画数・意味

【怪力】かい(くわい)りよく

ふしぎな力。怪異なもの。〔論語、述而〕子(し)、怪力亂を語らず。

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