翁山(読み)おきなやま

日本歴史地名大系 「翁山」の解説

翁山
おきなやま

上下町の東南、上下川南岸に位置し、標高五一四メートル。南北朝時代長谷部信吉によって城が築かれたが、現在は公園となっている。翁山は伝説によると品遅国造の居館があった所で、翁の名は国造の祖息長日子王の名にちなむとされる。一名護国山。

暦応三年(一三四〇)足利氏に従って軍功があり、上下村の地頭職に任じられたといわれる長谷部信吉は、その居城を翁山に定めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android