上下町(読み)じようげちよう

日本歴史地名大系 「上下町」の解説

上下町
じようげちよう

面積:八三・八一平方キロ

県の中東部に位置し、東は神石じんせき三和さんわ町、北は総領そうりよう町と神石郡神石町、西は甲奴町、南は府中市および世羅郡甲山こうざん町に接する。町域は標高五〇〇―七〇〇メートルの神石高原延長上にあり、町内南部が山陰方面に流れるごうの川水系と山陽方面に流れる芦田あしだ川水系の分水界にあたる。

町の中西部上下川沿いに発達した上下の地は、近世には石州路の宿場として栄え、天領代官所が置かれて付近の中心をなした。昭和一三年(一九三八)には福山市と三次みよし塩町しおまちを結ぶ国鉄福塩線が開通。町域内には上下・備後矢野びんごやのの二駅ができた。矢野は矢野温泉の入口として、上下は町の中心である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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