精選版 日本国語大辞典 「翔鳥」の意味・読み・例文・類語
かけ‐どり【翔鳥】
- 〘 名詞 〙 ( 「かけとり」とも )
- ① 空を飛んでいる鳥。
- [初出の実例]「そらたつ鳥をいておといたり〈略〉わかいとのこがかけ鳥いたるゆみ手は、さてもいたのふ見ことや弓のすかたは」(出典:歌謡・田植草紙(16C中‐後)晩歌一番)
- ② 飛んでいる鳥を射ること。⇔伏鳥(ふせどり)。
- [初出の実例]「かけ鳥なんどをあらがうて、三つに二つは必ず射落す物で候」(出典:平家物語(13C前)一一)
翔鳥の補助注記
一説に「かけ」は「賭」かという。