老込(読み)おいこみ

精選版 日本国語大辞典 「老込」の意味・読み・例文・類語

おい‐こみ【老込】

  1. 〘 名詞 〙 老い込むこと。年を取ってしまったこと。老衰。転じて、古くなって役立たないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「貴賤群集(くんじゅ)したる地も、今日は忽ち一河の流れと変ず。これ清水(せいすい)ならぬ盛衰の世の中を、〈略〉ほんにそふじゃなアと歎息するも、をのれがをひこみのしるしか」(出典洒落本・京伝予誌(1790)大楽)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android