大楽(読み)オオラク

デジタル大辞泉 「大楽」の意味・読み・例文・類語

おお‐らく〔おほ‐〕【大楽】

本拠地だけでなく地方での公演も含め、その演目の公演の最終日。大千秋楽。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大楽」の意味・読み・例文・類語

だい‐がく【大楽】

〘名〙 (「たいがく」とも)
① すぐれた音楽。偉大な音楽。
※人となる道(1781)不綺語「又楽を作て天に応ずとも云り。其中大楽(タイガク)はかならず易なり」 〔礼記楽記
雅楽寮(うたづかさ)唐名
職原鈔(1340)上「雅楽寮。〈唐名大楽〉」
[補注]「源氏藤裏葉」に多人数で音楽を奏する意として「大かく」があり、「だいがく」ともよまれているが、「源氏物語湖月抄」で「おほがく」として以後、それにならうものが多い。

だい‐らく【大楽】

〘名〙 この上なく安らかで、たのしいこと。非常に居心地がよく、快いこと。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編「然るを死したる後の大楽(ダイラク)を願ふ」 〔二程語録‐巻二〕

おお‐がく おほ‥【大楽】

〘名〙 大規模に音楽、舞楽が奏されること。
※源氏(1001‐14頃)藤裏葉「わざとの大かくにはあらず、なまめかしきほどに、殿上の童べ、舞つかうまつる」

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