耐久消費財産業(読み)たいきゅうしょうひざいさんぎょう(その他表記)durable consumers' goods industry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「耐久消費財産業」の意味・わかりやすい解説

耐久消費財産業
たいきゅうしょうひざいさんぎょう
durable consumers' goods industry

テレビ,乗用車など耐久消費財を生産する産業総称。アメリカ商務省の基準では,耐用年数3年以上の消費財を耐久消費財と定義しているが,日本の諸統計では通常耐用年数が1年以上の消費財を耐久消費財と呼んでおり,これらの品目を生産する産業を耐久消費財産業ということが多い。具体的には,電気冷蔵庫掃除機洗濯機など家事労働省力化を目的とする必需品的なものから,テレビ,乗用車,カメラなどレジャー関係品目までさまざまな製品を生産する産業が含まれ,普及率上昇とともに生産性の上昇と価格の低下がめざましい。

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