耐久消費財(読み)タイキュウショウヒザイ(英語表記)consumer durable goods

デジタル大辞泉 「耐久消費財」の意味・読み・例文・類語

たいきゅう‐しょうひざい〔タイキウセウヒザイ〕【耐久消費財】

長期使用に耐える消費財自動車テレビ家具など。耐久財

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精選版 日本国語大辞典 「耐久消費財」の意味・読み・例文・類語

たいきゅう‐しょうひざいタイキウセウヒザイ【耐久消費財】

  1. 〘 名詞 〙 消費財のうち長期間の使用に耐えられる財。テレビ、冷蔵庫、自動車、家具など。一般に衣類、書籍などは含めない。→耐久財
    1. [初出の実例]「テレビ、電気洗濯機など新たな耐久消費財の進出にともなって」(出典:技術革新(1958)〈星野芳郎〉二)

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改訂新版 世界大百科事典 「耐久消費財」の意味・わかりやすい解説

耐久消費財 (たいきゅうしょうひざい)
consumer durable goods

財・サービスはその用途からみて,消費を目的として家計により需要される消費財と,生産のために企業により需要される生産財とに区別される。またその物理的耐久性からみて,1回きりの使用により消耗される非耐久財non-durable goods(食品,紙,医療など)と,かなりの長期間にわたり効用をもたらしたり収益を上げる耐久財durable goods,という区別もされる。そこで耐久消費財とは,家具や自動車のように消費のためのサービスをかなり長期間提供しつづける実物資産である。〈かなり長期間〉が何年を指すかは一概にいえないが,通常は3年を一つの目安にしている。衣類などは何年にもわたって使用されるものであろうと耐久消費財といわないように,耐久消費財はその形状・属性からハード・グッズhard goodsともいう。耐久消費財に対する需要決定には,非耐久消費財のそれと異なって,将来も得られるであろう効用に関しての予想が重要な要素となる。
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百科事典マイペディア 「耐久消費財」の意味・わかりやすい解説

耐久消費財【たいきゅうしょうひざい】

個人の日常生活に使われる消費財のうち,長期の使用に耐えるもの。自動車,テレビ,ピアノ,家具など。一般に高価で,食糧衣服などの非耐久消費財支出に比べて,その支出は景気影響を受けやすい。その購入便宜を図るため割賦販売その他の消費者金融が発展している。
→関連項目割賦販売消費革命消費財工業

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「耐久消費財」の意味・わかりやすい解説

耐久消費財
たいきゅうしょうひざい

人間の直接的欲望満足,すなわち消費に役立つ財貨のうちで,かなり長期間引続いて利用されるもの。使用可能の期間は数ヵ月から半永久的なものまであるが,原則として耐用期間が3年以上のものをいう。おもに家具,器具などで,家屋および衣服は通常含めない。これに対して,1回の使用で消耗されるものを単用財という。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「耐久消費財」の解説

たいきゅうしょうひざい【耐久消費財】

耐用年数が長く、長期間使用する有形の製品。家具・家電製品・自動車など。◇「耐久財」ともいう。

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