耐圧瓶(読み)タイアツビン

化学辞典 第2版 「耐圧瓶」の解説

耐圧瓶
タイアツビン
pressure bottle

圧力瓶ともいう.加圧(200~300 kPa)で加熱(100~200 ℃ 以下)して,少量物の化学反応を進行するときに用いる耐圧ガラス容器均質,肉厚の良質のガラスでつくり,栓はガラスのすり合わせ,またはガスケットを用いて,内圧に耐えるように締付け金具を用いる.ガラス容器であるから,取り扱いには十分注意する必要がある.加熱して用いるときは,あらかじめ焼なましをして,容器は水圧により耐圧試験をするとよい.金属を腐食する性質物質を取り扱うには都合がよい.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android