耐圧瓶(読み)タイアツビン

化学辞典 第2版 「耐圧瓶」の解説

耐圧瓶
タイアツビン
pressure bottle

圧力瓶ともいう.加圧(200~300 kPa)で加熱(100~200 ℃ 以下)して,少量物の化学反応を進行するときに用いる耐圧ガラス容器均質,肉厚の良質のガラスでつくり,栓はガラスのすり合わせ,またはガスケットを用いて,内圧に耐えるように締付け金具を用いる.ガラス容器であるから,取り扱いには十分注意する必要がある.加熱して用いるときは,あらかじめ焼なましをして,容器は水圧により耐圧試験をするとよい.金属を腐食する性質物質を取り扱うには都合がよい.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む