耳付(読み)みみつき

精選版 日本国語大辞典 「耳付」の意味・読み・例文・類語

みみ‐つき【耳付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 耳をすまして注意して聞くこと。聞きたいと思うこと。また、その事柄。耳よりなこと。
    1. [初出の実例]「此のめのとは、いと耳つきに覚えけれど」(出典:承応版狭衣物語(1069‐77頃か)一)
  3. 耳のかっこう様子
    1. [初出の実例]「くほうなる耳付、仕合のそなはりし目の中と」(出典浮世草子西鶴織留(1694)六)
  4. 耳がついていること。また、そのもの。「耳つきの鍋」
    1. [初出の実例]「花入は耳付なり」(出典:南方録(17C後)滅後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android