耳利き(読み)ミミキキ

デジタル大辞泉 「耳利き」の意味・読み・例文・類語

みみ‐きき【耳利き】

うわさや秘密などを、いち早く聞き出したり探り出したりすること。
「たとひ京中の―のためなりとも」〈盛衰記・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「耳利き」の意味・読み・例文・類語

みみ‐きき【耳聞・耳利】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 耳で音や声を聞きとること。聞くこと。
  3. 世間の噂(うわさ)や秘密などをいちはやく聞き出したり探り出したりすること。また、その人。密偵探偵
    1. [初出の実例]「縦京中の耳聞の為成とも」(出典:源平盛衰記(14C前)一)
  4. 物事をよく聞き分けること。また、その人。耳巧者
    1. [初出の実例]「此郷秋者当時楽人之内惟秋之流故実之者也。耳聞と云々」(出典:建内記‐嘉吉三年(1443)二月二九日)

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