耳熟(読み)じじゅく

精選版 日本国語大辞典 「耳熟」の意味・読み・例文・類語

じ‐じゅく【耳熟】

〘名〙 何度も耳にしていて、聞いただけで何であるかがよくわかること。
※中華若木詩抄(1520頃)中「淵明がことは、児童走卒に至るまでも、耳熟したることなれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「耳熟」の読み・字形・画数・意味

【耳熟】じじゆく

聞きなれる。知りつくす。宋・欧陽脩〔滝岡阡表〕汝(なんぢ)のと爲り、嘗(つね)に夜燭して官書を治め、(しばしば)廢してず。曰く~夫(そ)れ常に其の生を求むるも、ほ之れを死に失す。而るに世常に其の死を求むと。~吾が耳熟せり。故に能く詳らかにするなり。

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