耳識(読み)にしき

精選版 日本国語大辞典 「耳識」の意味・読み・例文・類語

に‐しき【耳識】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「に」は「耳」の呉音 ) 仏語六識一つ。耳で聞いた音声を識別する心のはたらきを有するもの。
    1. [初出の実例]「二者耳識。依止耳根、縁声為境。乃至相応心所数等如上識明」(出典観心覚夢鈔(1244)上)
    2. [その他の文献]〔阿毘達磨雑集論‐二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android